プロとアマチュアの違い
今日、フルートのリサイタルに遭遇しました。
フルート1人、ピアノ1人のデュエットで、いくつかクラシック曲を演奏されていました。
美術館の空きスペースのようなところで開催されており、誰でも自由に聴ける感じだったので、何気なく立ち見をし始めたのですが、
ここで昔の自分のプロフェッショナルを思い出さされることになりました…
まず結論から言うと、音楽におけるプロとアマチュアの差は、
アマチュア→楽譜通り弾けるようになるのがゴール
プロ→楽譜通りノーミス演奏するのは出来て当たり前。そこから更に表現力を積み上げて、お客さんの心を打つのがゴール
だと思います。というか今日フルートリサイタルを聴いてそう思いました。
彼ら、本当にノーミスなんですよ。これってアマチュアからしたら凄いことなんですよ。
(私は中学時代から13年間、吹奏楽をやっています)
どんなに練習しても、本番でミスしてしまつ確率は0%にはなりません。限りなく近づけることしかできません。
しかしその可能性を軽々飛び越えて、寝ててもノーミス演奏できるくらいの余裕を、今日のフルート奏者さんからは感じました。
思い返すと、私の吹奏楽部時代はプロのような心意気で、死ぬほど練習を積み重ねていました。
お客さんの前で絶対にミスらない。100発100中でノーミス演奏できるよう、ミスらない練習をしていました。
当時トロンボーンの友人から「演奏を聴いて欲しい」と言われたので聴き、感想を求められた時に
「楽譜通り吹けてて、普通だと思う」
と言ったら少し険悪になったことがあります笑
ノーミス演奏するのも難しい楽譜なのは分かりますが、出来ていて普通のことを褒める発想は無かったので… 当時も同じような言い訳をして険悪になりましたが、今でも怒られそうなセリフですね笑
しかし社会人になってから、この考え方は私の中から消え去り、本番は常にミスっていた気がします。2割くらいミスる前提で練習していました。
時間がなく、練習出来ない自分を正当化しようとして
本番で誤魔化しながら演奏し切れればいい、と思うようになっていたのが原因です。
ありえんダサイ
自分にドン引きです。
今日フルート奏者さんからプロ魂を見せつけられて、思い出しました。
今は吹奏楽から離れていますが、
『プロならやって当たり前』この基準はどの仕事にもあると思います。
この『当たり前』をどこに設定しているかによって、その人の仕事ぶりは大きく変わると思います。
音楽は「ノーミスが当たり前」それが分かるんだったら、仕事の当たり前もきっと分かるはず。というか、もう分かってるけど、私のように無視しているだけな気がします。
全部自分にブーメランな話で辛いですが、
プロフェッショナル意識を強く持って、仕事でも何でもやりたいなあと思いました。
以上、やつはしでした。
バイバーイ!
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