「あなたのために怒る」を受け取れない人へ
「君のために言うけど、もっと先輩を敬った方がいいよ」
今日会社の先輩に言われた言葉です。
こういう恩着せがましいセリフ、社会に出てから腐るほど聞きました。
小さい時に両親から怒られた時もそうでした。
「あなたのために怒ってるのよ?」
「あなたが好きだから叱るのよ」
と言われても、ポカンとしてしまいました。
「私のためを思ってるなら、ママはどうしてこんなに悲しい気持ちにさせるの?」
と思って、泣いていました。
幸せの押し付け
相手のために起こす行動って何なんでしょうね。
相手の幸せを願っての行動、ということでしょうか。
じゃあ、相手にとって何が幸せか、私たちは分かるんでしょうか。
相手の幸せを願って行動しても、自分の思う「幸せ」を押し付けているだけだと思います。
他人に説教してる暇があったら、自分自身がその「幸せ」に向かって走っていけばいいと思います。脇目も振らずに。
他人を思いやる唯一の方法
と言いつつ、私だってたまには「相手を思って叱りたくなる」時があります(笑)
指導・説教してくる人の中には、本気で私のことを考えてくれている人もいるのは事実。それに、全ての人からのアドバイスや言葉をシャットダウンするのは、あまりにもさもしい。
そういう時、私は徹底的に相手の感情を大事にするようにします。
相手の「良かれと思って」ポイントを探すのです。
どんなに理不尽でも、何かしら私のためを思って工夫してくれた要素があるはずです。
※それすら見つからない場合は完全に八つ当たりなので、迷わずスルーです!
そして、工夫してくれた心意気だけは傷つけないように対応します。
例えば、ちょっと納得できないような説教をしてきた上司がいたとして、大勢の前でなくメールで言ってくれた場合、
「みんなの前でなくてメールで言われたことで、冷静に考えられました。」と返信します。
喧嘩っ早い先輩なのにかなり穏やかに話してくれた時は
「優しく諭してくれてありがとうございます」と言います。
つまり心意気を讃える一言を添えるのです!単純(笑)
説教の内容は受け取れなくても
いくら説教されても、結局自分の行動は自分の価値観で決まってしまうもの。
そう思うと説教の時間って本当にムダだなぁと思います。
けど、相手の心遣いを無下にすると彼らが傷つきます。
無用に傷つけたい相手じゃないなら、お互いのためにも心遣いだけは受け取りたいものですね。
もう一度言いますが、納得できなければ内容はスルーします。
その上でお互い無意味に傷つかないように、相手の感情を丁寧に扱ってあげると良いと思います!!!というか私はそうしています。